【時事英語に学ぶ】 (その0) 時事英語と諸々

こんにちは(こんばんわ)。アップアンドダウンでふ。某放送局の「英語で遊ぼう」のパクリっぽい?直感で決めちゃいました。

 

今後、時事英語を主なネタにして、英語について語ります。ここでは、①何故英語なのか、②何を題材にするのかについて主に語ります。

 

①何故英語について語るのか?

    まず、映画と同様、日本人が多かれ少なかれ慣れ親しんでいるからですね。そして、もっと知りたい、上手くなりたいと思っています。

 

    私もそうです。必要があって勉強を続けていますが、未だに試行錯誤を繰り返しています。他の能力と同様、語学能力の向上も綺麗な線形ではないようです。

 

    私は、語学能力の学習曲線は、三次元の螺旋曲線であると考えています。ある低い能力の時点である学習の手段をこなして能力が多少なりとも向上すると違う手段で更に能力を向上させます。その他に幾つかの別の手段で能力を向上させると、最初の地点に戻ります。

 

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    そうするとあら不思議、以前の学習手段での学習が楽になっています。例えば、以前私はポッドキャストで時事英語を聴いていました。一旦それはやめてしまったのですが、最初再開しました。その間に、様々な理由で英語を使っていた為に、今まで以上に英語能力と周辺知識が蓄積していました。その為、ポッドキャストでの英語ニュースの視聴を再開したら、前より効果が感じられます。

 

   今後、自分にも一部の読者の皆様にも興味がありそうな新聞英語を題材にしつつ、英語の世界に遊んで勉強する方法について考えたいと思います。勿論、自分はプロの研究者ではありませんから、行き届かぬところが多々あると思います。また、酒を呑むのと違い(笑)、能動的な営為です。だから、更新ペースは遅いと思います。自分の勉強も兼ね、出来るだけ皆様の需要に対応することが出来ればと思います。

 

②何を題材にするのか?

   取り敢えず、ニューヨークタイムズ紙(NYT)の記事を題材にします。例えば、このような記事です。

https://www.nytimes.com/interactive/2018/11/25/world/asia/china-us-confrontation.html

 

” The Road to confrontation” (Chine Rules) 20181129NYT P5 by Mark Landler

 ” In the four dacades since the United States re-established diplomatic ties with China, Mr. Kissinger and Mr. Bannon can be seen as bookends. 

 

Mr Navarro became a China Cassandra, publishing books like” The Coming China Wars” and “Death by China” that put him on the radical fringe of his profession. But his views dovetailed with those of Mr. Trump, who had railed for decades against the unfair trade practices of China and, earlier, Japan.”

 

赤字にした部分中心に読み解いて行きたいと思います。

この記事は、昨年(2018年)11月のNYTの中国特集の第5回。かのヘンリー・キッシンジャーとトランプ政権元幹部のスティーブン・バノンが最近、中国について議論したという挿話が軸になっています。

ご存知の通り、キッシンジャーニクソン政権時、米中国交正常化を手掛けた人物。親中派というか、対中穏健派と言って良いでしょう。これに対してバノンは、対中強硬派。その二人を"book ends"と視覚的に表現したのは面白く、上級者なら参考にしたいところでしょう。

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ナバロについて、"China Cassandra"と形容しているのも面白い。カサンドラは、ギリシャ神話におけるキャラで、アポロンの呪いの為に予言が信じられなくなる予言者。中国についてのナバロの見解は極端で、眉唾で見られているということですかね。やはり、ギリシャ神話はチェックが必要ですね。

 

"dovetail"は「(考え方などが)ぴったり合う」ということで、恥ずかしながら私は初見でした。語源は、以下のようなところです。

 

http://www.gokaku-igakubu.com/blog/2016/01/dovetail.html

 

この記事の筆者は、対中政策についてのナバロ氏の極端な考えがトランプ大統領のそれとぴったり一致していると指摘しているわけですね。この一致のしようは、'' dovetail''という表現が正にピッタリ合うということでしょう。

 

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この単語がいつから使われ出したかまでは調べてません。ただ、米国人が西に展開する中で、当然ながら住宅などは木で作ってるきたわけです。釘を使わない木工製品技術が欧州由来かインディアン文化から学んだかは分かりませんが、米国人などには簡単に分かる表現なんだと思います。