【時事英語に学ぶ】(その1)ニューヨークタイムズ2018年11月29日 中国は衰退するか?

こんにちは(こんばんわ)。酒と映画と本を愛するアップアンドダウンです。今回は、この記事です。

https://www.google.co.jp/amp/s/www.nytimes.com/2018/11/29/opinion/china-rise-series-declining-economy.amp.html

 

筆者は、Bret Stevensていう人。https://en.m.wikipedia.org/wiki/Bret_Stephens  それなりに影響力がある米国人ジャーナリストですね。筆者は、戦後世界の経験を踏まえ、衰退したり、地位が下がるような国家は、堕ちる前に持ち上げられると最初に持ち上げられるものだと論じます。その例として、ソ連、日本、EU、ブラジルを挙げます。そして、中国もその例外ではないと述べます。

 

The real China challenge: managing its decline” (NYT20181201-02 P9 by Bret Stephens)

 

Chinarise is not some kind of mirage. But what matters is the future, not the past, and whether a nation built on constraining the freedoms granted to ordinary people can outpace, outsmart, and outlast another nation built on defending and broadening those freedoms, On current evidence, that seems utterly doubtful.

 

その論の当否はともかく、今回は、英語の文章で特徴的な同一の品詞を三回繰り返す言い方(キチンとした単語があったんですが、見当たりません)に注目です。今回の長い文章では、赤字の 部分ですね。これは、outで始まる動詞を三つ並べて、主張の主要部分を強調しています。

 

中級以上の学習者は、機会さえあれば、スピーチなどで試してみたいテクニックです。

 

以下、試訳です。

「中国の台頭は、何らかのまぼろしではない。しかし、問題は未来であり、過去ではない。そして、普通の国民に与えられる各種の自由を制限することによって立つ国家が、かかる自由を守り拡充することによって立つ国家よりも速い速度で成長し、より知的に発展し、より長く生き残るかということだ。現在のエビデンスによれば、それは全く疑わしい。」

 

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