【時事英語に学ぶ】(その5)1月22日付NY T国際版 トランプ大統領の仕事のスタイル

こんにちは(こんばんわ)。アップアンドダウンです。美味しいお酒を呑み、良い映画を観て、素晴らしい本が読めれば幸せです。

 

今日は、トランプ大統領の仕事のスタイルについての分析記事です。

 

"Seeking victory in chaos

(201901122 NYT International Edition P5[NEWS ANALYSIS] by Russ Buettner and Maggie Haberman)

 ニューヨーク・タイムズ紙はウォールストリート・ジャーナル紙(WSJ)よりはリベラルと見られており、WSJからはたまに社説でたしなめられることもあるようです。我  が国のネット上では、朝日新聞と同一視したりする向きもあるようですが。それはともかく、全ての報道や報道関係者にはバイアスがあるのは当たり前であることを踏まえて記事を読んでいけばいいのだとは思います。

 今回はこの記事。この記事には若かりし時のトランプ大統領(自分のカジノで多数のスロットマシンを背景にして得意満面)の写真も交えて、同大統領のビジネス時代の行動様式と現在の行動様式を比較しています。この分析記事の中では、どんな状況になっても負けを認めない、交渉ごとにおいて敢えて混乱をもたらす、弱者に犠牲をもたらすことを躊躇しないなどのトランプ氏の特徴(特長?)が各種証言を基にして描写されています。

 どこかで、米国の経営者の多くがサイコパスであるなどという議論を聴いたことがありますが、ドイツ銀行との交渉もぶち壊しにする、直接ではないにせよ給料支払い無しで働いている連邦職員をディスるなどというエピソードは驚くべきものです。勿論、このような分析にはトランプ大統領陣営にとっては不本意なもので、この記事の中にも反論が取り上げられています。いずれにせよ、この記事のトーンは、トランプ氏は本人が言うような素晴らしい交渉者などではないということですね。

 

 Mr. Trump briefly seemed to follow a more conventional approach for a president seeking consensus: encouraging his party leaders in Congress to negotiate a deal. Senator Mitch McConnell of Kentucky, the Republican majority leader, shepherded a compromise in December that would have kept the government open and put off negotiations over a wall and other border security measures.

 Mr. Trump was expected to sign off on the deal, but then came the suggestion from conservative critics that he had caved in to Democrats --- that he was a loser. It was a perception that Mr. Trump could not bear, and he quickly reversed course.

 He also reverted to lifelong patterns in business. People who worked with him during those years say they see multiple parallels between Mr. Trump the businessman and Mr. Trump the steward of the country’s longest government shutdown.

 

(試訳)トランプ氏は短期間、コンセンサスを追求する大統領としてのより通常のアプローチに従うように見られた。それは、連邦議会における与党指導者に対して(野党との)合意に向けて交渉するよう促すことである。(そこで)連邦上院共和党(多数党)リーダーであるミッチ・マコーネル上院議員ケンタッキー州選出)は昨年12月に妥協案を導き出した。この妥協案に合意できれば、政府を開いておき、また、(メキシコ国境の)壁その他の国境警備措置についての交渉を先延ばすことになったはずである。

  トランプ氏はこの妥協案に同意する見込みであった。しかしその際、保守派の論客から同氏が民主党に屈服した、同氏は敗者であるとの批判がなされた。これは、トランプ氏としては耐えられない認識であり、同氏は急に路線を変えた。

  トランプ氏はまた、ビジネスにおける生来のパターンに逆戻りした。ビジネス時代に共に働いた人々は、ビジネスマンとしてのトランプ氏と米国最長の政府機関閉鎖の主導者であるトランプ氏の間に多くの面での類似点を見ると話している。

 

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