【酒の世界に酔いしれる】(16杯目)いつもの名店で唎酒について考える

こんにちは(こんばんわ)。アップアンドダウンです。美味しいお酒を呑み、良い映画を観て、素晴らしい本が読めれば幸せです。

 

昨日(2019年1月28日)もいつもの名店で立ち飲みでした。そろそろ新しい酒が入る頃なのです。

 

まずは、これです。

 

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赤武(あかぶ)。550円。岩手の酒です。純米ではありません。やや薄く色付き、酸味があります。16度はやや強く、酸味と相まって強い印象を与えます。 赤い武者をプリントしたラベルは強く癖のある酒に合っていると思います。

 

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ラベルに英語が書いているのは、海外市場を念頭に置いたからでしょうか。

 

ツマミとして、まずは、菜の花を選びます。400円。酒の邪魔をしません。この店で一人呑みをする時には、ツマミはいつでも酒の従者です。

 

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二杯目は、福島の「廣戸川」。 700円 。酒造米を50パーセントまで削っての純米酒 は爽酒と言えばいいのでしょうか。 

 

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シンプルなラベルが清新な味に合っています。体調が良ければすぐに二、三合は行ってしまいそうな酒です。f:id:UpAndDown:20190129073912j:plain

 

これに冬人気の「温奴」を合わせます。冷奴をレンチンしたものです。

 

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少し時間を置いて呑みます。すると、多少のエグ味が生じます。これは、日本酒の宿命でしょうか、しかし、堪え難い程のエグ味ではなく、差し水で清新なうま味が再び立ち上がります。「赤武」が武骨な男なら、「廣戸川」は爽やかなイケメンかと思いますね。

 

これでやめでも良かったのですが、新しい酒をもう一杯。

 

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石川「獅子の里」。  550円。 色はこれまで二杯よりも薄いですね。酸味無く、真っ直ぐに攻めてくる感じです。改めて確認すると、仄かな香りが慎ましやかにたゆたたいます。
 

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本来、良い魚と合わせたい酒で、主役として主張をするより、良い肴の脇役になるのが相応しいかもしれません。呑む内に、軽いエグ味が生じて消えていくのが分かります。
 
やはり、健康的かつ酒の味を真に味わっていくには、良い水が必要かと思いますね。良い水は、悪酔いや二日酔い防止に効くのは当然です。これに加え、新しい酒を呑む際の切り替えを助けるし、酒の違う顔も見せてくれるものです。
 
ごちそうさんでした!