【日本酒の世界に酔いしれる】(19杯目)「広島尽くし」から、吉野、伊賀へ。西国の酒シリーズ
こんにちは(こんばんわ)。アップアンドダウンです。美味しいお酒を呑み、良い映画を観て、素晴らしい本が読めれば幸せです。
二杯目は、「初しぼり 華鳩(はなはと)純米吟醸無濾過生酒」。呉の酒です。
香りは少な目ですが、持続していきます。
やや酸味があり、飲み進める内に攻め込んでくる強さもあります。一杯目と違い、16.5度という強さもその印象を後押しします。
ラベルは可愛いですが、思いのほかシッカリとした味です。
さて、三杯目は「雨後の酒 Black Moon」という純米吟醸。酒造米を50パーセントまで削っています。ラベルが実に印象的。これも呉の酒です。
まずは素晴らしい香りであります(襟を正したくなるような香りです。)。色は透明で酸味は全くありません。口の中や喉を優しく満たす感じです。しかし、呑み進めるうちに、微かに舌を刺す感じがあります。入りやすくて複雑な感じもする酒だと思います。酒の名やラベルにも物語がありそうで、呉に行くような機会があれば、呑みたいし蔵元にも行きたいですね。
どのように選んだか知りませんが、実に良い選択です。
ところで、呉と言えば、この映画ですね。「この世界の片隅に」。私個人としては、仮にこの小品が反戦プロパガンダだけに使われることがあったら悲しいですねえ。
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閑話休題。
広島尽くしにしようかとも思ったんですが、知らない酒があったので、更に二杯。
まず、出来るだけ西。まずは、奈良の「八咫烏 純米吟醸 亀の尾」。鳥取県の米を使っているということで、「特別契約栽培米」であることが大きなウリであるようですね。地元の米でなく、遠い鳥取の米を使うところに「志」を感じます。なお、酒の名は米の名を取ったようですね。
やや色付きがあり、舌を巡らせると刺す感じがあり、また、快い粘りを感じます。ラベルにはそれ程多くの情報はなく、骨太な雰囲気を醸し出しています。
最後は、三重「純米酒 るみ子の酒」。「夏子の酒」のパクリかと思いましたが、杜氏が女性でラベルの絵は尾瀬あきら先生のものだということです。平成9年から作り始めた酒ということです。
酵母は特別なものらしいですが、不勉強なので、とりあえず呑みます。最初の香りは刺す感じです。そして、そのうちに香りが消えて、酸味の無い辛口の酒が口から喉に攻め込みます。呑むうちに重くなりますが、不快ではありません。
今回、おでんも入れて、〆て2.730円。今日も多彩な酒が楽しめました。
今回は、「しゃけスタンド」さんでした。
ごちそう様でした!