【日本酒の世界に酔いしれる】(23杯目)「日本酒原価酒蔵」渋谷並木橋店(その3)

   こんにちは(こんばんわ)。アップアンドダウンです。美味しいお酒を呑み、良い映画を観て、素晴らしい本が読めれば幸せです。

 

   さて、続きです。

   その前にですが、「日本酒原価酒蔵」では、酒と水を一対一で呑むことを推奨しており、有料で差し水を提供しています。これは、誠に理にかなっていると思います。水を飲めば悪酔い防止になりますし、前の酒やつまみを洗い流すこともできますしね。

 

    四杯目。京都「澤屋まつもと」。この店でいうところのバランス型で、香りも酸味も強いです。割とくっきりとした酒です。このような酒には、より強い肴が合うかもしれません。

 

   五杯目。奈良「みむろ杉」。「鈴傳」でも良く呑む酒です。多少色付き、香り高い酒で、酸味や甘みは控えめな酒です。ラベルが風流です。

 

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   この辺でツマミ第二品ということで、鶏モモです。

 

   六杯目は、有名な「醸し人九平次」。香りは控えめ、酸味はややありということで、もちろん不可ではありません。ただ、常温での提供ということで、ややぼんやりしています。

 

   七杯目が今回のベストでした。千葉「仙禽  純米吟醸   立春初搾り 生原酒」。一言で言えば、広がりのある一品です。無色の液体からは立ち上がる甘い香りが印象的です。そして、マイルドな酸味があり、一旦水を中に入れると、甘みが広がります。淡い桜のようなイメージです。

 

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   先日呑んだ「新政  立春搾り」はこの酒と同様の作りなるも、香り及び酸味が1.5倍くらいで、「勝ち気な姉」という感じでしょうか。しかし、共に旬の素晴らしさを感じさせてくれた一品でした。

 

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   続きます。