【絶品昼食食堂】「かつれつ 四ッ谷たけだ」の豚
こんにちは(こんばんわ)。アップアンドダウンです。美味しいお酒を呑み、良い映画を観て、素晴らしい本が読めれば幸せです。美味しい飯も好きです。
さて、先日、またまた遥々四ツ谷「しんみち通り」で昼飯を頂きました。今回、雨が滴る中でということで、超人気店「かつれつ 四ツ谷たけだ」も行列が短いのではないかということで、訪問しました。結果、前から3人目ということで、それほど待つことがありませんでした。人気店だって言っても、行列はイヤなんですよ。
としても直ぐに昼飯にありつけるわけでもありません。なにぶんこの店はカウンター8席、テーブル4席のごく小規模な店です。「しんみち通り」の新宿通り側の入り口にあって、大変な地の利があります。それなりにメニューの種類があるのは、経験ある職人さんが3人いて色々なアイディアを出せるからなのでしょう。
このような小さな人気店ということですので、外で注文して10分くらい外で待ちます。初めて来る店は勝手が分かりませんから、本日のおすすめの「特撰もちぶたロースカツ定食 1450円」を頼みます。ちと贅沢ですね。
接客は淡々と進みます。調理場の職人さんは無駄口を利かないで仕事をされています。割と好印象ですね。味噌汁はコーヒーメーカーみたいなものから出されます。重点はやはり肉なんでしょう。当然の考え方でしょう。接客は淡々と進みます。1450円は肉やメシにだけ払っている訳ではありません。食堂のサービスにも払っている訳です。最悪の接客とは、店員が楽しそうに談笑しているのに拘わらず、客に向かうと仏頂面になる接客です。その点、(恒常的に忙しいということもありますが)この「たけだ」での職人さんや店員さんは、お互いには事務的に話すか、あるいは阿吽の呼吸で仕事をしているのが好感です。
さて、肝心のお料理ですが、全体像はこのような感じです。肉メインという感じですね。
そして、肉の断面はこんな感じでということで頂きます。
うむ!まずは、お勧めの「テキサス塩」で頂きます。テキサスの塩が何故この店のカツに合うのかはもう少し追及してみたいところですが、てんぷらと同様塩で食べるカツというのは初めてで新鮮ですね(他でもあるのかもしれませんが)。恐らくは、長年の試行錯誤の上の結論なのでしょう。
てんぷらと言えば、揚げることからてんぷらは揚げ料理と思われがちですが、実際は「蒸し料理」だというのは誰が言ったことでしょうか(海原雄山でしょうか?笑)。改めて考えるととんかつも「蒸し料理」ですよね。適切な衣を付け、適切な温度でその衣で保護された良質の肉を「蒸す」。長年の経験を踏まえて適切に調理されたかつれつは当然美味です。「テキサス塩」にせよソースにせよ、今回の豚肉は筋も少なく、柔らかすぎず固すぎず心地よく噛むことができ、肉の中にある旨味を存分に身体に取り入れることができるような気がしました。酒以上に肉レビューは難しいのですが、とりあえずの感想です(「人生は『とりあえず』で成り立っています」・・・)
次回も余り並ばずに食べたい店です。台風の時に来ます・・・(閉まってるか・・)。
ご馳走様でした!