【日本酒の世界に酔いしれる】「鈴傳」を観察してみた20190523
こんにちは(こんばんわ)。アップアンドダウンです。美味しいお酒を呑み、良い映画を観て、素晴らしい新聞記事と本が読めれば幸せです。
今回、久々の四谷「鈴傳」。お馴染みのカウンターですね。今日は二合。三合以上呑んでしまうと、どうしても「流す」呑み方になってしまいますし、場合によっては酔い過ぎてしまいます。明日もあるので、まずは二合で我慢しました。種類を呑むのは五勺で呑める別のところにします。なお、「鈴傳」前回の記事は以下の通りです。
カウンターには常連さんが多いです。お互い名前も知らないのですが、スタイルには色々な違いがあります。私の隣に立った男性は、一杯目は判で押したように瓶ビール小にお刺身。何も言なくても出てきます。必ず野球帽をかぶっており、必ず夕刊紙を読んでおられますね。ビールを呑んだら日本酒に移るのも定跡ですね。そして、もう一つ隣の男性もビールを呑んでいますが、ビール瓶もコップもつまみも持参したハンカチかランチョンマットの上に載っています。この方は本日久し振りに見ましたが、珍しいことです。
さて、一杯目は、宮城「阿部勘」。
堂々たるラベルです。
色は1.5/10。第一感は「甘い」。しかし、同時に「強み」も感じるバランス型の酒です。標準的な・多くの人から愛される酒ですね。当然ながらここでは燗酒では呑みませんが、ぬる燗で鍋を囲むのも十分ありだと思います(宮城の魚介を使ってのなべとかで呑むのは美味しいでしょうね。)。ただ、ハードリカーを呑みなれた欧米人には「甘口」と忌避されてしまう かもしれません(以前、同様のことがありました。)。本来、「食中酒」ではないかと思いますが、「最初の一杯」としても違和感がない・どこでも守れるようなプロ野球選手のような酒ですね。
この酒を造っている酒造はこういうところですね。
そして、最後の二杯目は、山口「東洋美人」。
ラベルのインパクト、あります。色は1/10。香りはほとんど感じなかった。何故かこちらの方が一杯目から「辛口」と感じるのはラベルのせいでしょうか。しかし、この酒も「阿部勘」同様、奇をてらわぬ・素朴な味わいの酒です。木綿豆腐の・素朴な冷奴と良く合う酒ではあります。
おつまみは、いつものおしんこと冷奴。
常連さんに目礼し、店を出ます。酒も「腹八分目」が良いようです。