【日本酒の世界に酔いしれる】(32盃目)四谷荒木町・半分浮き浮き半分ガックリの夜

こんにちは(こんばんわ)。アップアンドダウンです。美味しいお酒を呑み、良い映画を観て、素晴らしい本が読めれば幸せです。

 

   荒木町です。2019年2月23日、「あさま」という車力門通り入ってすぐの店で呑みました。半分浮き浮き半分ガックリでした。実はこの店、5年ほど前に来たことがあります。

 

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    こういう感じですねー

 

    二階に案内されました。カウンターのある一階が良いんですがねえ。2階はガラガラで私だけ。5年前にもおられたお姉さんが出迎えてくれました。

 

   さて、お通しも出て酒です。佐賀「東一(あずまいち)」純米大吟醸

 

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   呑みやすくて危険だ。

 

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   良く削っています。お姉さんによると、佐賀では鍋島より呑まれているそうです。そういう酒はあるでしょう。純米大吟醸で120c c(表面張力付き)で750円(税別)。

 

   さて、お姉さんとの話の流れから、「東一」の別種の純米大吟醸を頂きます。

   

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   同じ値段。今しか呑めない冬醸し。

 

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   お姉さんによると、「東一」は値段の割に旨く、人気が出つつあるも佐賀でもあり(ママ)入手がしにくい由。

 

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   ツマミは色々出ました。しかし、もう少し頑張れと言いたいです。

 

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   お通しは幾らか分かりません。

   さて、もう一杯。

 

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   これは、「東一」より香り強く、いきなりコクと酸味が襲いかかる感じです。

 

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   しかし、呑むうちに落ち着いてきます。

 

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   まあまあ、酒は美味いです。経験あるお姉さんのお話も参考になりました。亡くなった先代のおかみさんやお姉さんが40年営んだからこそ、それなりの著名人も来ているようですね。

 

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   それに、私の後に男女のお客さんも来ていましたから、まあそれなりに仕事にはなるんでしょう。しかし、荒木町という最近注目されつつある街の先頭にあるにもかかわらず、一階がゴミ溜めです。これは本当にガックリでした。

 

   酒はご馳走さまでした!もう少し綺麗なら客足も増えるのでしょう。

 

   お立ち寄り頂きありがとうございました!

 

 

  

【絶品昼食食堂】翔んで埼玉!四ッ谷しんみち通り「軍鶏一」

こんにちは(こんばんわ)。アップアンドダウンです。美味しいお酒を呑み、良い映画を観て、素晴らしい本が読めれば幸せです。美味しい昼飯も大好物です。

 

   ★以下は、個人の感想ですう。

 

   本日は、それなりに動きがある午前と午後の間にガッつり頂きました。

 

 

    良い響きですね❤️  2月23日土曜日の昼下がり、ガッつりと「四ッ谷しんみち通り」でどんぶりです。

 

軍鶏一 四ッ谷店
〒160-0004 東京都新宿区四谷1-7-15 山田ビル1F
4,000円(平均)

 

  「軍鶏一」というお店です。軍鶏といえは、鬼平犯科帖で良く喰われてますね。この店では鶏や豚も喰わせますが、名前の通り、軍鶏がウリですね。

 

  合本 鬼平犯科帳(一)?(二十四)【文春e-Books】

 

   加えて、埼玉産品をウリにしています。四ッ谷で!

 

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  メニューはこのような感じ。

 

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   私は、昼ビールとサラダとスペシャルを注文。流石に普通盛りですが、「ベジ・ファースト」は譲れません。

 

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   全体はこのような感じです。

 

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   埼玉鶏、埼玉豚、埼玉卵がツユだくのご飯と絡まり、まるで混雑する朝の埼京線のようです。

 

    卵とじなのですが、その上に生卵の黄身が乗ります。キッチンから丼が出るところには、ボウルの中に大量の生卵が用意されており、そこからオタマで黄身だけをどんぶりに落とすわけです。ロッキーが泣いて喜ぶスタミナ食!

 

 

ロッキー (字幕版)

ロッキー (字幕版)

 

 

 

   体重維持にはベジファーストだけど、ほんとは、アツアツに黄身をすぐに混ぜてカキコミたいですね!あと、匙の方が食べやすいです。

 

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完食でした。ご馳走さまです!フロア係もキッチンの方も気持ちいい人ばかり。また来ます。

 

お立ち寄り頂きありがとうございました!   

 

 

 

  

 

   

 

   

 

   

 

  

【ブログ運営報告】初心者ブログですが、累積PV1600達成!

    こんにちは(こんばんわ)。アップアンドダウンです。美味しいお酒を呑み、良い映画を観て、素晴らしい本が読めれば幸せです。

 

   ブログ運営報告いたします!

 

  2月22日までに、累積PV1600達成いたしました!ありがとうございます!

 

  拙ブログを訪問して下さった全ての皆様に感謝いたします。

 

   咋2月22日は新規記事が書けなかったのですが、それでも訪問して下さった方がいました。それから考えると、更新も重要ですが、古い記事のリライトが重要なんででしょうね。まずは、クロネ師匠のおっしゃる「雑誌ブログ」、更には、「図書館ブログ」を目指したいですねー

 

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   酒を呑めば本や新聞が読めず、逆もまた真なり!w

 

   以上、取り敢えずです!

 

   

 

   

【日本酒の世界に酔いしれる】(31盃目)「鈴傳」の宝物庫(承前)

   こんにちは(こんばんわ)。アップアンドダウンです。美味しいお酒を呑み、良い映画を観て、素晴らしい本が読めれば幸せです。

 

    先日、「鈴傳」で呑んだ際、初めてカーヴに潜りました。正しく、「宝物庫」でした。

 

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   カーヴは、3つに分かれています。詳しい解説は伺いませんでしたが、酒類によって室温が異なるようなんです。

 

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   以下、いくつか写真を羅列します。

 

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   素人がスマホで撮りましたので、臨場感が無くてすみません。

 

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   立ち呑みパラダイス鈴傳」に来られたら、是非潜られることをお勧めします!

 

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    お立ち寄り頂きありがとうございました!

 

   

【ブログ運営報告】初心者が100記事達成!一応……

   こんにちは(こんばんわ)。アップアンドダウンです。美味しいお酒を呑み、良い映画を観て、素晴らしい本が読めれば幸せです。ブログ運営報告いたします!

 

   先ほど、100記事達成いたました。

 

  ただ、「ブログ運営報告」で水増ししてますので、実質的な100記事達成はまだまだこれから先ですね。140くらいを目安にします。

 

   ただ、こういう「スモールゴール」を示して下さったクロネ師匠、有難うございました!

 

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   また、折りに触れて報告いたします。

 

    お立ち寄り頂きありがとうございます!

 

   

【日本酒の世界に酔いしれる】(30盃目)「鈴傳」の宝物庫2月18日

   こんにちは(こんばんわ)。アップアンドダウンです。美味しいを呑み、良い映画を観て、素晴らしい本が読めれば幸せです。

 

   さて、お馴染みの「鈴傳」。相変わらずの盛況でした。三世代で安泰のようですね。

 

    さて、酒です。今回のベストはこれ。やはり、最後でした。何故?感想は最後に。

 

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   やはり、宝物が色々出てくるこの店では、新しいものが呑みたい。酒呑みの性です。

 

   一杯目は、これ。三重・穂乃香の「作(ざく)」というお酒です。

 

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   微かな色ありです。また、微かな香りあり。

 

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   すぐには舌を刺しません。しかし、呑み進めるうちに、喉に強みを感じます。

 

    おつまみは、安定のお新香です。

 

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    やはり、酒の店では、酒を邪魔しない食べモノがいいですね。水とお新香の糠に馴染み、「作」の強すぎるところが和らいでいきます。

 

   二杯目も新しい酒です。「笑四季 Sensation」という酒です。

 

   色付きあり。香りが少なくありつつ、呑みやすいです。甘さと酸味が共に控えめです。

 

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  優等生的なお酒です。

 

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   これに合わせるに自然薯です。

 

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   これも、酒の邪魔をしません。

   この酒は、空気に触れると良い香りがする流れます。やはり、「優等生」。

 

   ここで終わらせる筈が、横のお父さんと盛り上がってもう一杯です。

 

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   これが凄い。最初から最後までガツンとくる酒です。削りに削っている!

 

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   敢えて言えば、「練習不足の雪国でガンガン高校野球をしている不屈闘志」ですね。酒蔵の皆さん、変なコメントですみません。

 

 

    ご馳走さまでした!

 

     お立ち寄り頂きありがとうございました!

 

 

 

【時事英語に学ぶ】米国民主党の「統合失調症」

   こんにちは(こんばんわ)。アップアンドダウンです。美味しいお酒を呑み、良い映画を観て、素晴らしい本が読めれば幸せです。はい、時事英語からも学びます。

 

Opposition’s choice: Fight or heal?/The two U.S. senators running for president party with a philosophical choice 

(NYT International Edition 2019/02/14 by Alexander Burns

 

 一旦米国政治に戻ります。

 

    米中関係についてのオピニオンも読んでいるのですが、取り敢えず民主党の2020年大統領選挙についての記事です。

 

  「解説記事」と銘打たれているわけではないのですが、民主党の二人の大統領候補(正確に言えば、民主党大統領予備選挙への候補者)を取り上げて種々対比しており、中々示唆に富む記事です。

 

   この二人とは、コーリー・ブッカー連邦上院  議員(ニュージャージー州)とエリザベス・ウォーレン連邦上院議員マサチューセッツ州です。端的に言えば、ドナルド・トランプ大統領を打倒して民主党が政権を奪還するためには、前者の「癒し」のスタイルか後者の「闘い」のスタイルのどちらを基調にするのが適当かというのがこの記事の問いです。

 

 

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(コーリー・プッカー上院議員

 

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エリザベス・ウォーレン上院議員

 

 記事タイトルの仮訳は「野党の選択:闘いか、癒しか/大統領選に出馬した二人の連邦上院議員民主党に哲学的選択を提示する」(2019年NYT国際版6面)としておきます。

 

記事全文の貼り付けは行いません。また、記事へのリンク張りも行いません。ご興味がある方はNYTサイトにどうぞ。

 

 この記事では、2月13日?に中西部アイオワ州で相次いで遊説を行なったブッカー及びウォーレン両上院議員の遊説を題材にし、この遊説を聴いた同州の民主党関係者・支持者のコメントも得て、民主党大統領候補選びを展望しています。

 

    両上院議員の略歴はウィキに詳しいのですが、片や、アフリカ系黒人移民の両親(共に大企業幹部)で高校・大学フットボールの花形選手でスタンフォード大学からローズ奨学金を得て英国で学んだ後にニュージャージー州ニューアーク市長から連邦上院議員に当選したブッカー議員。

 

    片や、大学中退の専業主婦から法律を学び、ハーバード・ロースクールで教鞭を取り、倒産法の論文引用数では全米3位という権威。双方とも知的・社会的エリートであり、指導者たる資質を有していると言えます。「両親が黒人である男性」と「女性」ということで、どちらが大統領になっても「史上初」となります。そして、投票行動などから判断すれば、双方とも「リベラル派」と位置付けることが可能です。

 

ただ、2020年2月3日に全米に先駆けて大統領選候補選出の民主・共和両党党員集会が開催されるアイオワ州で見せたスタイルはほぼ正反対のものであったようです。

 

In the space of a weekend, the two Democrats mapped the philosophical and temperamental fork their party must navigate as it challenges President Trump. Down one path, Mr. Booker’s, lies a mission of healing and hope, with a campaign to bind up social wounds that have deepened in the Trump era. The other path, Ms. Warren’s, promises combat and more combat --- a crusade not just to defeat Mr. Trump but to demolish the architecture of his government. 

 

As much as any dispute over policy, this gulf defines the Democratic field, separating candidates of disparate backgrounds and ideologies into two loose groups: fighters and healers.

 

(試訳1)この週末、民主党の(上院議員)二人は同党の哲学的及び感情面での岐路を明示することになったトランプ大統領に挑戦しようとするなかで民主党は、この岐路をうまく選んでいかねばならない。ブッカー議員の道を行けば、癒しと希望に向けての使命がある。それは、トランプ時代に深まってしまった社会的な傷を縫い合わせることを目的にした選挙運動を伴うものである。もう一つはウォーレン議員の道であり、闘いまた闘いを約束するものである。これは、トランプ大統領を破るのみでなく、政府の構造を引き倒すための聖戦である。

 

  政策に対する議論と同程度に、(大統領選挙向けての)民主党陣営この隔たりが決定付けることになる。その中で、多様な背景と思想を有する候補者は、戦闘者と治癒者という緩い二つのグループに振り分けられることになろう。(試訳2)

 

 【英訳について:①この間某書店で立ち読みしたて言うか、買えよ・・・翻訳についての古い本(「  」)がありました。この中で、英文を和文に翻訳するなかでは、原文の勢いを活かすためにできる限り頭から訳する・必要に応じて文を分けるなどの記述がありました。今回、それを参考にして訳してみたつもりです。ただ、以前も述べたように和英辞典的に訳すのは絶対に不可であり、日本文化の文脈で分かるような訳にしなくてはなりません。これは、「右手で四角を書いて左手で丸を書く」ようなもので、苦労しますよね。mappedは「明示することになった」というありふれたものになりました。この辺をもっと巧く訳したいですねえ。field陣営訳しました。こういう簡単なような言葉が難しいです・・・・

 

このような問題意識は、民主党関係者・支持者の間でも共有されているようです。記者がアイオワ州でインタビューした元司法長官は、民主党全体がどこに向かうべきかについて「統合失調症」ではないかと感じていると述べます。をして、同氏個人としてもそうで、トランプ大統領に強く対抗する必要を認めつつも、米国統合の必要性も念頭に置いているというのです。そして、今後、ブッカー的あるいはウォーレン的メッセージが優位に立つか、それらのブレンドになるのか、自問しています。

 

    国全体にせよ、民主・共和各党にせよ、米国政治では「スペクトル」という概念が多用されます。社会問題について保守的か、中道か、革新的か。経済問題について保守的か、などなど。様々な選挙に臨む議員(候補)は、専門家からの助言も踏まえつつ自分をどこに位置付ければ良いのかを当然ながら考えるのでしょう。今回、このスペクトルの中に、「闘いか癒しか」が加わったということでしょう。

 

    Mr. Booker's rhetorical space has been less crowded so far, but several Democrats exploring the 2020 race have been employing similar themes. Joseph Biden Jr., the former vice president, and Michael Bloomberg, the former New York city mayor, have both extolled bipartisanship. Beto O’Rourke, the former Senate candidate from Texas, told Oprah Winfrey last week that he was preoccupied with uniting "a deeply divided country."  

 

  t is perhaps not an accident the most confident Democratic tribunes of good feeling are all men, while the party’s sternest warriors are mainly women. In a contest for the presidency, a position traditionally viewed in martial terms, it may be easier for a man of Mr. Biden’s backslapping swagger or Mr. Booker’s athletic stature to show tenderness or vulnerability without fear of appearing weak.

 

(試訳2)ブッカー上院議員のような表現方式をする候補のスペースは現在までのところ比較的混んでいない。しかし、2020年選挙への出馬を模索する民主党政治家の何人かは同様の話題を持ち出している。ジョー・バイデン前副大統領とマイケル・ブルンバーグ元ニューヨーク市長双方とも超党派主義を称揚している。ベト・オルーク元連邦上院議員候補(テキサス州)は先週、オプラ・ウィンフリーに対して、「深く分断された国家」の統合を気に掛けていると語った。

 

  民主党の中で最も自信をもって良い気分を発信するのがすべて男性であることはおそらく偶然ではない。一方で、同党の大変激しい戦士は主に女性である。伝統的に戦闘的な観点から見られる大統領を目指すにおいて、バイデン氏のように過剰かつ傲慢にも見える自信を備えた男性やブッカー氏のようなスポーツマンの体格を備えた男性にとって、弱い人間と見られるおそれなしに優しさや脆さを表すのはより容易なことかもしれない。(試訳2終わり)

 

  2月20日までの報道によると、バーニー・サンダース上院議員バーモント州)が大統領選出馬を表明したようです。同議員は無所属ですが民主党予備選挙で指名を争うということで、全国的は知名度は前回選挙でヒラリー・クリントン氏と指名を争ったことによって知名度を上げた進歩派(=左派)であって、小口献金で既に3億ドルを集めたということです。

 

    同上院議員がどのような選挙運動スタイルを取るか分かりませんが、仮に、ウォーレン上院議員のような戦闘的スタイルを取るということであれば、取り敢えず、ブッカー議員にとっての「スペース」は空いたままということになります。しかし、同議員にとっての問題は、トランプ大統領と匹敵する知名度を有するバイデン前副大統領が控えていることです。

 

  ブッカー議員とウォーレン議員の違いは、実のところ、その選挙運動スタイルのみではありません。

 

 Mr. Booker’s remarks projected the jauntoptimism of a marching band --- his announcement video featured one --- Ms. Warren’s echoed with cannon fire. In a hall at the Veterans Memorial Building in Cedar Rapids and during an afternoon rally at the University of Iowa, she drew roars of applause when pledging to “attack corruption head-on” and wrangle power from a set of named foes: drug companies, gun companies and the National Rifle Association.

 

All, Ms. Warren declared, should be tamed through legislation and regulation.

 

(試訳3)ブッカー上院議員の発言は、マーチング・バンドのような生き生きとし楽天主義を打ち出したものである。実際、同議員の出馬宣言ビデオにはバンドが登場する。これに対し、ウォーレン上院議員は発言は大砲の砲撃の響きのようである。退役軍人記念ビルのホールの中やアイオワ大学での午後の集会では同上院議員は聴衆からの賞賛の雄叫びを引き出した。この時上院議員は、汚職を真正面から攻撃する」ことと幾つかの敵から権力を強引に奪い取ることを約束したのである。名指しされて敵とは、製薬会社、銃器製造会社、全米ライフル協会(NRA)である。

 

ウォーレン上院議員は、これら全て(の敵)は立法と規制によって飼いならされるべきと高らかに述べる

(試訳3終わり)

 

ブッカー上院議員が他の民主党関係者に対して財政面での規律を重んじるように促したり、企業悪について選択的に批判するのに対して、ウォーレン上院議員は腐敗や企業悪を強力を攻撃してリベラル派の大きな賞賛を浴びます。ウォーレン議員は上院において、米国のメガバンク等に対する規制や罰則を強く主張するところもあり、銀行業界からは警戒されています。 「これら全て(の敵)は立法と規制によって飼いならされるべき」というのは、別記事で紹介した「11の国のアメリカ史」における「ヤンキーダム」マサチューセッツ州はすっぽりです)のエトスを反映したものと言えるかもしれません。

 

先ほど述べたように、アイオワ州党員集会(コーカス)での出来が大統領候補指名の帰趨に大きく影響します。必ずしもアイオワ州で1位となった候補が党の候補や大統領に自動的になるわけではありませんが、この州及び翌週のニューハンプシャー州予備選挙で振るわければ選挙資金が尽き、選挙戦から淘汰されます。

 

Both approaches have a rich history in Democratic politics, nationally in Iowa --- a state that has helped elevate conciliators like Jimmy Carter and Barak Obama to the presidency, while for decades sending prairie populists like Tom Harkin to Congress.

 

Mr. Booker shares a clear political lineage with Mr. Obama, who captured the Iowa caucuses in 2008, with a message of national unity. But the party has also shifted left since then and has grown more suspicious of Republicans who harried Mr. Obama and elected Mr. Trump.

 

(試訳4) (闘い及び和解)双方の手法とも、民主党の政治の中で全国的にもアイオワでも豊かな歴史がある。アイオワ州は、ジミー・カーターバラク・オバマといった和解派を大統領まで押し上げることに貢献した。かと思うと、トム・ハーキン氏のような中西部平原地帯のポピュリストを数十年にわたって連邦議会に送り込んだのである(注:ハーキン氏は、197年から8年まで下院議員、8年から2015年まで上院議員

 

ブッカー氏は明らかにオバマ大統領と政治的血統を同じくする。そして、オバマ氏は2008年のアイオワ民主党党員集会を制したが、それは国家連帯のメッセージをもってであった。しかし、それ以来民主党はより左寄りになった。そして、共和党に対してより疑い深くなったが、それは同党がオバマ氏大統領を執拗に攻撃してトランプ大統領を選出したからである。 (試訳4終わり)

 

長くなりました。世界の行く末に大きく影響する米国大統領選挙への長い戦いはまだまだ始まったばかりです。今後も注目していかなくてはなりません。

 

お立ち寄りいただき、ありがとうございました!

 

 

【ブログ運営報告】初心者ですが、累積PV1200・読者50人超!

    こんにちは(こんばんわ)。アップアンドダウンです。美味しいお酒を呑み、良い映画を観て、素晴らしい本が読めれば幸せです。ブログ運営報告いたします

 

    2月19日午後11時までに、累積PV1200読者50名超を達成いたしました!驚きです!誠に有難うございました!

 

   現在、①酒、②時事英語、③ブログ運営が三本柱になり、ローテーションの谷間を④「たった一人のビブリオバトル」が埋めています。それぞれが20勝投手となり、読者のみなさんのお役に立つ記事になれば幸いです。

 

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   作業環境に不備があるので、クロネ師匠の言われる「雑誌ブログ」にする為の方策(内部リンク設定など)は充分にできていませんが、おいおい…

 

    取り急ぎ、報告いたします!

 

    お立ち寄り頂きありがとうございました

 

 

   

 

   

【日本酒の世界に酔いしれる】(29盃目)上野「魚草」2月15日

   こんにちは(こんばんわ)。アップアンドダウンです。美味しいお酒を呑み、良い映画を観て、素晴らしい本が読めれば幸せです。

 

   さて、上野アメ横魚草」です。知る人ぞ知る(知らない人は知らない)立ち呑みの名店です。雪がチラチラの日に参りました。それでも客が絶えないのは、流石の名店です。

 

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   元気な店員さんと常連さんがいるのは、いつものことですね。今回、久々でしたし、ピンだったので常連さんのノリには付き合いませんでしたが、しっかり三合は頂きました。

   一杯目は、これ。中々まろやかで、バランスに富んでいます。

 

 

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   おつまみは、これ。なめろうです。

 

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   そして、やはり寒いのて、お燗ですね。豪快に、一升瓶で燗です。

 

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   付け合わせは、蒸し牡蠣です。

 

   ホントは、白子鍋がウリだったようなんですが。「魚草」には色々なイタズラ心のある落書きもあります。

 

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  三杯目は、これ。この喉ごし!浄らかさ!←個人の感想です。

 

 

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  何故ベストの酒は最後にあらわれるのか!

 

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  もう少し暖かくなったら、どんな酒を楽しめるでしょうか。

 

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   また来ます!ご馳走さまでした!

 

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    お立ち寄り頂きありがとうございます!

 

 

 

  

 

   

【日本酒の世界に酔いしれる】(28杯目)「日本酒原価酒造」渋谷並木橋店再訪 バレンタインデー(その1)

  こんにちは(こんばんわ)。アップアンドダウンです。美味しいお酒を呑み、良い映画を観て、素晴らしい本が読めれば幸せです。

 

   今回は、色々な酒を呑み過ぎた!です。2019年2月14日(バレンタインデーw)にこの店に再訪した記録です。今回も友人と一緒でした。マジに唎酒するなら、こういう呑み方はどうかと思いますが、これが性でして💦

 

   先になりますが、今回のベスト酒です。

 

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   酒を何種類か呑んでいますと、いつでも最後の方にベストの酒が出てくるのは、なんなんでしょう。今回も何回かに分けてレビューすることになると思いますが、いつかは本格的か唎酒会と蔵元訪問について報告したいですね💦(希望です……)

 

   さて、一杯目です。実は、前回の来店後にアンケートに答えたことから、一杯フリーでした。「フリー」という言葉に反応するするのは、アメリカでは「下流」としたものですが。

 

 

階級(クラス)―「平等社会」アメリカのタブー (光文社文庫)

階級(クラス)―「平等社会」アメリカのタブー (光文社文庫)

   それはそれとして、喜んでいただきますw
 
(だらだらと続きます。)
 
   
 

 

 

   

  

【たった一人のビブリオバトル】「11の国のアメリカ史」(その3)★日本語版への序文

   こんにちは(こんばんわ)。アップアンドダウンです。美味しいお酒を呑み、良い映画を観て、素晴らしい本が読めれば幸せです。

 

「11の国のアメリカ史」の「日本語版への序文」についての雑記です。

 

 

11の国のアメリカ史――分断と相克の400年(上)

11の国のアメリカ史――分断と相克の400年(上)

 

 

 

 1.日本語版への序文

   (1)本書が上梓されたのは2011年のことです。それから序文を書くまでの米国政治における最大の出来事は、ドナルド・トランプ氏が大統領に選出されたことです。2012年までの大統領選挙ついて筆者は、(筆者がこれから詳述する)米国内のネーション間、あるいはネーション連合間の争いであり、争いからどのような選挙戦や結果になるかは充分に予測できるといった意味のことを述べています筆者はいわゆる「レッド・ステート」(共和党支持多数の州。深南部など。)と「ブルー・ステート」(民主党支持多数の州。北東部等)を超えた米国内の郡を含む「ネーション」という概念で米国社会政治を捉えています今回、トランプ氏が共和党候補としては型破りな選挙綱領で戦った(=「自由放任主義社会民主主義という対立からすれば、ニクソン以来トランプは最も共同体主義的(コミュタリアン。引用者注:本書では傍点)な共和党候補者であった。」)ことから、筆者の分析では、その選挙綱領のお陰で「共同主義的な傾向」有するネーションでの得票を増やしたことがトランプ辛勝(一般投票数でヒラリー・クリントンに負けたものの、選挙人数で勝利)の一因だとしま。「トランプ革命」 については歴史の審判を待つ必要があると思いますし、ロシアからの「選挙介入」疑惑(ロシア政府と繋がりのあるロシア企業が米国のSNSに影響力を行使したのではないかという疑惑)もあります。2020年の大統領選でトランプ大統領陣営(順当に行けば、政権党の候補は現職大統領がなります。)民主党陣営がどのような選挙戦を戦うのか、その戦い振りを理解する一つの補助線として本書は有益だと思います。

   (2)筆者はこの序文をメイン州(の恐らくは自宅)で書いています。メイン州はいわゆる「ヤンキーダム」に属する州です(スッポリ入っています。)。仮に、筆者(及び筆者の祖先・家族)が同州に長く居住して馴染んでいるとすれば、筆者は「ヤンキーダム」の社会・政治的傾向に従う人物であるのでしょう。そうであれば、もし、ふらふらと2016年選挙でトランプ候補に投票したかもしれませんが、南部的な大統領であるアンドリュー・ジャクソンを敬愛するトランプ大統領には違和感を有することでしょう(なお、アンドリュー・ジャクソン云々は本書内の記述ではなく、ニューヨーク・タイムズ紙記事にあったものです。)。

(3)三たび和訳について(大事なことなので三回言います。)。原書を読まないと的確な批判はできないと思いますし、この大著を数年で訳された共訳者には敬意を表します。ただ、どうしても、日本語に現在存在していない概念を訳出する際ぎこちない訳になってしまいます。上記(1)で紹介したように、この「序文」で「共同体主義的」という訳語の横に「コミュタリアン」というルビを付けています。本書のような本を手に取る読者には英語及び/又は米国についてのある程度の知識があることを前提にすれば、本書の他の部分においても現在流通している日本語では違和感が多少なりともある新たな概念を訳出する際には同様のルビ付けを多めにすれば読者の理解を助けたのではないかと思います。繰り返しますが、勿論、訳者の皆様がこの有益な本を苦労して訳出されたことには心からの敬意を表します将来、この雑魚ブログ[笑]がもしかしたら本書関係者の目に触れる可能性があることを勘案しまして、改めて付言するものです。)。

 

   .  序章

この章では、筆者が「11のネーション」の概要を説明します。八割方なりとも上下巻を読了した後に再読すれ    ば、理解が深まることかと思います。

 

      続きます。

 

 

 

【時事英語に学ぶ】(その22)インドのヒンズー的選挙運動

   こんにちは(こんばんわ)。アップアンドダウンです。美味しいお酒を呑み、良い映画を観て、素晴らしい本が読めれば幸せです。そして新聞からも学びます

 

Chasing votes on the Ganges/Modidisplay of largesse at a mass pilgrimage comes just in time for elections (NYT International Edition 20190214 P1 by Jeffrey Gentleman and Hari Kumar)

 

たまにはアメリカから離れてみます(トランプの「ト」の字も出ません。)。インドですしかも純粋にインド国内政治です。

 

インドについての極く大まかな理解と言うと、まずは、「世界最大の民主主義国」。そして、「『世俗国家』であるものの、ヒンズー教徒が多数派でカーストが実質的に温存されている国」。「『開かれたインド太平洋構想』などの我が国の外交戦略上重要な国」といったところでしょうか。そして、この第三点があるからこそ、我々としてインドへの理解を深める必要があると考えています。

 

  独立後のインド史についてはきちんと勉強せねばなりませんが、独立に最も力を有していたのがインド国民会議(コングレス)であったことは周知の通りです。コングレスはデリーからインド全国に対して睨みを利かせてきましたが、1990年代を境にして地方が力をつけたことによってその力が衰え、現在のナレンドラ・モディ首相のインド国民党BJP)などが力を付けてきました。

 

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(モディ首相)

 

今回の記事は、名目はともかく現実的には「政教不分離」であるインドでBJPが如何に宗教行事を政治に利用しているかを描写しものです。タイトル仮訳は、「ガンジス川で集票活動/大規模な巡礼におけるモディ首相の大盤振る舞いは、丁度選挙のタイミング」くらいでしょうか。

 

タイトル仮訳は、「ガンジス川で票を求める/巡礼者の大群へのモディ首相の大盤振る舞い、ちょうど選挙の時期に行われる」くらいでしょうか。

 

 

 【英訳について。largesseは13世紀以来の単語であり、「目下の者への施し」ほどの意味です。largeと近しい感じで、「気前の良い」を含意しているようですね。display of largesseは最初、「施しの見せつけ」と訳していたのですが、それには「大盤振る舞い」が適訳だろうと思いました。単に慈善的に施すのではなく、人に見えるように施すのが「大盤振る舞い」でしょうからね。)

 

★記事の全文貼り付けはいたしません。また、記事へのリンク張りもいたしません。ご興味のある方は、NYTサイトまでどうぞ。

 

    ヒンズー教には様々な神々がおり、また、様々な宗教行事があります。この記事で取り上げられているには、Kumbh Melaというもので、ヒンズー教の創生神話にある「乳海攪拌」に関連するものだそうです。「乳海攪拌」の末にできたアムリタという霊薬が落ちたとされるインド国内の4箇所において(持ち回りで)12年毎にインド中のヒンズー教徒が沐浴をするというのがこの行事です。

 

  本来、2019年は前回から6年なので、この行事の年ではないのです。しかし、数年前にヒンズー教指導者の判断があって、12年を待たずに教義上の対話を続けるべしということで6年に一回、簡略的な方法でこの行事が出来るようになったようです。ですから今年の行事は、half Kumbh Melaと言うべきものですが、州首席大臣の決定によって事実上、フルの祭典となったというのがこの記事の述べるところです。

 

 今回この行事が現在行われているウッタル・プラディーシュ州のプラヤグラジでは、モディ首相と同州首席大臣ヨギ・アディティヤナート氏(BJP)はこの機会を事実上の選挙運動として利用しているということです。伝説の川含む三つの川が合流するガンジス川の特定の地点で数百万の巡礼者沐浴するのには大変な苦労を伴いますから、巡礼者への便宜は高く評価されます。記事に添付された写真には、巡礼者の横に立てられたモディ首相の等身大  のダミー(cutout)が載っています。なお、次の総選挙は4月または5月が予定されています。

 

 

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(アディティヤナート首席大臣

 

It is nearly impossible to take 20 steps along the pilgrimage route without passing a huge sign featuring Mr. Modi's face or the grinning visage of his close ally, Yogi Adityanath, the monk turned chief minister of this state, Uttar Pradesh. They aren't technically campaign ads, but billboard after billboard trumpets their accomplishment in all areas of life.

Here's Mr. Modi on a super-bright vivid screen talking about his Clean India campaign, the bluish glow lightening up countless pilgrims sleeping on the ground.  There's Mr. Adityanath grinning from the side of a water truck, welcoming visitors --- an estimated 35 million of them on Monday alone.

 

(試訳1)モディ首相の顔や同首相の盟友で元宗教者の(ウッタル・プラディーシュ)州首席大臣のヨギ・アディティヤナート氏の微笑みを通り過ぎずに巡礼者通路の20段を歩くのは、殆ど不可能だ。厳密には選挙運動用の広告ではないものの、立て看板に次ぐ立て看板は生活の全ての側面における両名の業績を高らかに知らしめている

こちらには「クリーン・インディア」運動について極めて明度が高く真に迫ったモディ首相がいる。(このスクリーンからの)青色の光が地べた寝る数え切れない巡礼者を照らし出している。あちらには、水運搬トラックの側面で微笑するアディティヤナート首席大臣(の顔)があって、この月曜日だけでも3500万人と見込まれる来訪者を歓迎している。(試訳1終わり)

 

【英訳について。①visageというのは(私にとって)案外難物です。二つの意味があり、まずは人間または動物の「表情」という意味が14世紀頃に現れ、その後、モノにも適用される擬人化が起こったようです。モディ首相のfaceと並べて多様な表現をするという意図があったのかとは思いますが、より多様な意味があるcountenanceよりもvisageを選んだのは、(恐らく)立て看板に描いてあるアディティヤナート首席大臣の顔が人間でもあり記号のようでもあるので、この語が適当ではないかと思ったのかもしれませんね。②technicallyは「技術的には」と訳すとピッタリきません。敢えて、「厳密には」と訳してみました「技術的には」と訳すと余りに和英辞典的です。通訳でこう訳したら聴いている方は「?」でしょう。)。③trumpetsは「高らかに知らしめている」と訳してみました。実際に音が出ているか分かりませんが(出てないんでしょうが)記者は「大仰な宣伝」だと言いたい為にこの語を選んだと推測してこのような訳にしてみました。④water truckは、「水運搬トラック」ですかね。飲料水それ以外の用途の水か分かりませんが、上水道が完備されていない開発途上国では高級住宅地にすら水がトラックで運搬されることが普通です。数百万人が来訪する巡礼地(単なる河畔です。)にまともな上水道があるはずもないですから、首席大臣の顔付きトラックが何百台も動員されたのでしょう。】

 

この記事には水運搬トラックの数は書いてありませんが、総額6億米ドルを費やして高速道路を箇所高架化し、22件の浮き橋を架け、道路を150マイル(約241キロメートル。アメリカ人いい加減〔以下略〕を拡張し、ゴミ箱を万個設置し、LEDライトを4万個供給し、122、550個のトイレを置き、新たに空港ターミナルを一つ増設したということです。インド関連の幾つかの記事にはモディ首相の経済運営が期待外れであること、45年間で最悪の労働統計を隠蔽したという疑惑があって「トラブル」に陥っているというのがこの記事の述べるところです。しかし、巡礼に当たって様々な便宜を図ってもらっている敬虔なヒンズー教徒達は不満がある筈もありません。規律正しいアディティヤナート首席大臣が整備したことで、今回の祭典は今までで最高といのが専らの評判のようです。

 

But at the Kumbh, almost everybody is Hindu and most seem perfectly happy benefitting from the statesponsorship of the religion, even as othercommunities suffer out of sight. For example, months ago, to ensure the Ganges was as clean as possible for the busloads, trainloads and masses of Hindus coming for their immersion, Mr. Adityanathwent after the tanneries along the Ganges upstreamfrom Prayagraj. 

The tannery business is dominated by India's muslim minority and lower-caste Hindus who do not subscribe to the same strict rules about cows that some conservative Hindus follow. But conservative Hindus are the B.J.P.'s base, and Mr.  Adityanathordered the tanneries closed for three months, the longest closing anyone can remember. 

 

(試訳2)しかし、クンブ祭礼では殆ど全員がヒンズー教徒であり、自分達の宗教に対する国家からの便宜から利益を得ることに対して完全に満足しているように見受けられる。これは見えないところで、自分達以外が困っているにしてもである。例えば、数ヶ月前、バスや電車を満載にして沐浴のためにやって来るヒンズー教徒の群衆の為にガンジス川が可能な限り清浄となることを確保するため、アディティヤナート首席大臣はプラヤグラジより上流の革なめし業に対する取締りを実施した。

   革なめし業ではインドのイスラム教徒及び低カーストヒンズー教徒が圧倒的な存在である。彼らは、一部の保守的なヒンズー教徒が遵守する牛に関する厳格な規則には従わない。しかし、保守的なヒンズー教徒はBJPの支持基盤である。そのため、アディティヤナート首席大臣は、革なめし工場に三ヶ月の操業停止を命じた。これは記憶される限り最長の操業停止である。(試訳2終わり)

 

【英訳について。state sponsorshipは、二つの観点から迷わされます。最初のstateは国家か州か。そして、sponsorshipをどう考えるか。記事の中ではstateは「州」に当たるところにあります。しかし、全体の記事でヒンズー教徒にsponsorshipを与えているのはモディ首相も交えてということですから、「国家からの」としました。当たらずと言え遠からずでしょう。sponsorshipは保護とすると言い過ぎですし、カネなど提供しているわけではないと思われますので、より広めに「便宜」としてみました。②other communities というのもそれなりに難物です。communityというのは和英辞典的に「共同体」と訳すのは恐らくは失敗訳で、こういうのを繰り返すと全体として生硬な訳文になるでしょうこういう訳はしたくもないし、見たくもないです。)。この宗教行事に参加するのは余りにも多数のヒンズー教徒であって、それを一つの「共同体」と見て「他の共同体」云々と言うのはどうも違う気がします。よって、「自分達以外」と、communitiesを敢えて捨てて訳しました。③tanneryは、「革なめし」がピッタリで訳の問題はないのですが、昔の日本同様、皮革業に関係している職業の身分/カーストが低いところは面白いところです。④who do not subscribe to the same strict rules about cows that some conservative Hindus followは、イスラム教徒と低カーストヒンズー教徒のどちらに掛かるか分かりませんでしたので、逃げを打ちました。

 

記事の後半は、Kumbh Melaの歴史的背景や現場の状況を詳述しているだけなので省略します。最初に述べたように、インドは未だに「政教不分離」なのでインド国民会議派支配の政府でも機会さえあれば同様の便宜を図ると言います。それだけ見れば「五十歩百歩」とも言えそうですが、やはり規模が段違いに大きなことから相当な無駄が生じており、記者が取材したウッタル・プラディーシュ州関係者の中でも無駄さを内々指摘する者もいるようです。

 

記事が指摘する経済不振や失業率統計の「隠蔽」が本年4月または5月に実施される総選挙にどのように影響するかは分かりません。しかし、一般論として、どのような国においても「否定的なニュースの毒性は強く、また、その半減期は長いと考えるべきでしょう。係るニュースを打ち消すには「肯定的な情報を大量かつ持続的に流していくことが必要でしょう。民主主義において一般の有権者が抽象的な数字や言動ではなく具体的な便宜を重視することを考えると、今回の記事で取り上げられたようなモディ首相等の事実上の「選挙運動」にも一定の効果があるかもしれませんね

 

今後とも、インドはフォローします。お立ち寄り頂きありがとうございました

 

【ブログ運営報告】(22)初心者のブログでの日間PV新記録達成!

  こんにちは(こんばんわ)。アップアンドダウンです。美味しいお酒を呑み、良い映画を観て、素晴らしい本が読めれば幸せです。ブログ運営報告します!三連投は恥💦ですが、中身ある記事は仕込み中ですので。

 

    2月14日、日間PV最高記録を更新しました。92PVでした!本当に!本当に!ありがとうございます

 

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    この程度で大袈裟ですかね?しかしまあ、「スモールゴール」はどうしても必要なので、ご容赦願います。

 

    やはりクロネ師匠などが言われる通り、最初は無料ハテナでの活動が良いようです。これが最初からWPだと、最初の三ヵ月くらいは殆どPVが無いようですからねw

 

    しばらくはSNSにも進出せず、ハテナ無料ブログで鍛える中で、更なる日間PV記録更新を目指しますので、今後ともご愛顧の程よろしくお願いします🤲

 

   お立ち寄り頂きありがとうございました😊

 

  

   

 

    

 

 

【ブログ運営報告】(21)初心者ですが、累積PV1000達成!

   こんにちは(こんばんわ)。アップアンドダウンです。美味しいお酒を呑み、良い映画を観て、素晴らしい本が読めれば幸せです。ブログ運営も頑張りますよー

 

   さあて報告申し上げますが、2019年2月15日午前9時までに累積1000PVを更新しました!わざわざご訪問頂いた全ての皆様に感謝いたします!

 

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   今後は、200PV毎の報告にしたいと思います。

 

   とりあえずです!お立ち寄り頂きありがとうございました!

 

    

 

   

【ブログ運営報告】(20)初心者ですが、90記事アップできました!

   こんにちは(こんばんわ)。アップアンドダウンです。美味しいお酒を呑み、良い映画を観て、素晴らしい本が読めれば幸せです。ブログ運営報告します

 

   ブログ運営報告でアップ数を稼いでいるだけで雑魚確定なわけですがw、とりあえず、クロネ師匠ありがとうございます

 

   90記事アップと言っても、実体は70か60記事アップということですかねー。遠い将来に、「図書館ブログ」にでもなればなぁと思いますね。その為には、クロネ師匠が仰っていた「資産記事作りに勤しまねばと思います。色々なテクニックはあると思いますが、重要なのは「絶え間ない改善」ですね。

 

   とりとめないのですが、取りあえずはこんな感じで!

 

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   お立ち寄り頂きありがとうございました!